文法の最近のブログ記事
I.A.リチャーズ、クリスティン・ギブソン著『絵で見る英語』シリーズ
基本単語と重要な構文を、4コマ漫画のような連続した絵を使って学ぶ教材です。
人や物の動きを簡単な単語や構文で説明していくので、
辞書を引かずにサクサク読み進められます。
そうしているうちに、英語を和訳して理解するのではなく、
英語を英語のままで、イメージを浮かべながら理解できるようになります。
TOEICなどで、短い時間で多くの英語を処理するには、
和訳せずに英語のまま理解することが重要になりますが、
いきなり英語頭を作ろうと思っても難しいものです。
本書はそうした英語頭作りの入門書としてぴったりだと思います。
棒人間のようなキャラクターが出てくるシンプルなイラストですが、
どことなく動きがかわいいので特におすすめです。

大西泰斗・ポール・マクベイ著『一億人の英文法』
本書は、『ハートで感じる英文法』などを手掛けてきた二人の著者によるもので、
これまでの著作を体系的にかつより詳しくまとめた英文法書です。
目次を見ると一般的な構成になっていることがわかりますが、
本書の何よりの特徴は、文法を理屈だけでなくネイティブのイメージや感覚で
説明しているということです。
イラストが少しクールな感じですがわかりやすいです。
例文がやや少ないというのが短所でしょうか。
ページ数が600ページ以上あるので、文法をしっかり学びたい人向けです。
TOEICに向けて文法の基礎を固めたいという人にも役立つでしょう。
また練習問題がないので、別の問題集が必要になりますが、
参考文献のページには、今後同シリーズで問題集が出されるようなことが
ほのめかされているので、それを待つのも良いでしょう。
どんな問題集が出るのか、楽しみですね。
Raymond Murphy他 著『Grammar in Use』シリーズ
ケンブリッジ大学出版より出版されている文法の参考書・問題集です。
中学校の初めに習うような、基礎的な文法を扱う
Basic(北米版)やEssential(イギリス版)と、
Intermediate、およびAdvanced(イギリス版のみ)の中・上級編があります。
日本語訳も出ています。
継続して続ければ、TOEICのスコアアップにもつながります。
特徴としては、文法の説明自体は至って簡潔で、
例文・練習問題が豊富であるということです。
文法を理屈で理解するというよりは、
どのように使うのか、事例に多く触れることによって、
イメージや感覚で身につけるという感じです。
どうしても理屈がわからないとすっきりしないという人は、
日本語で書かれた文法書と併用し、
多くの例文に触れるための練習問題として使うと良いかと思います。
ただし、問題の詳しい解説が無いのが難点です。

日本語訳はこちら
ここでしっかりとスコアを取るためには、
①文法を体で覚える、感覚で身につけておくこと
②文法の理屈を説明できるようにしておくこと
の両方が必要だと思います。
①に関しては、TOEICのリーディングでは時間の余裕があまりないので、
1問1問じっくり考えるのではなく、感覚や条件反射で答えを選べるのが
理想的ということです。
またTOEICに限らず、実際に英語をすらすらと話すには、
意識せずに英文を組み立てられるだけの文法の感覚が必要となってきます。
このためには、なるべく多くの問題を解く必要があります。
Part 5 に特化した問題集などを活用すると良いと思います。
②に関しては、いくら感覚で答えを選べたとしても、
なぜそれを選んだのかと言われたときに、「なんとなく...」
では、紛らわしい問題が出た時や、答えを迷ったときに困ってしまいます。
問題をこなしながらも、文法的説明があいまいな時は、
理屈をしっかり確認して覚えましょう。
理想的には、瞬時に感覚で答えを選び、なぜなら〇〇だから、
と簡単に根拠を確認しながら解いていくのが良いでしょう。



